自動車大国日本がBEV(バッテリー式電気自動車)で苦戦する理由

日本は世界有数の自動車大国です。
ハイブリッド車(HV)では世界をリードしてきましたが、BEV(電気自動車)の普及という視点では世界から大きく遅れていると言われています。

なぜでしょうか。

■ 世界で加速するBEV普及

2025年BEV販売台数(概算)

中国:約1,300万台
欧州:約420万台
米国:約150万台
東南アジア:約25万台
韓国:約20万台
日本:約4.8万台

世界全体では、新車の約4台に1台がBEVです。
中国では約2台に1台、欧州では約4台に1台がBEVとなっています。
一方、日本は約50台に1台程度です。

2025年 BEV販売台数比較(概算)

■ 世界は充電インフラを整備している

急速充電器設置数(概算)
中国:約220万基
欧州:約15万基
米国:約7万基
韓国:約4万基
東南アジア:約2万基
日本:約1.2万基

特に韓国は人口が日本の半分以下にもかかわらず、日本を大きく上回る急速充電器を整備しています。

世界の急速充電器設置数比較(概算)

■ 日本が抱える課題

BEV購入を検討する人からは、

・充電場所が少ない
・長距離移動が不安
・充電待ちが心配

という声が聞かれます。
これは車両性能ではなく、充電環境への不安と言えるでしょう。

■ まとめ

世界ではBEV普及と充電インフラ整備を同時に進めています。
一方、日本は販売台数でも充電インフラでも大きな差が生まれています。
これからの競争は「EVを販売する競争」だけでなく、「EVを安心して利用できる環境を整える競争」へ変わりつつあります。

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